ふれあい田んぼ教室

2014年度 お米生育状況カレンダー

2014年度

5月13日・14日(植え付け日)
日時 平成26年5月13日(火) 白水小学校、大和小学校
平成26年5月14日(水) 廿軒家小学校、星ヶ丘小学校
場所 JAなごや南陽町ライスセンター・低温倉庫および育苗センター
参加小学校 南区白水小学校5年生36人
千種区大和小学校5年生61人
守山区廿軒家小学校5年生112人
千種区星ヶ丘小学校5年生51人
内容 農業体験プログラム(1)~農業に関する施設見学
  1. ライスセンター
  2. 低温倉庫
農業体験プログラム(2)~各班に分かれて下記内容を体験
  1. 田植え定規を用いての田植え体験
  2. 田植え機による実演見学
  3. 水稲の農業に関する機械の見学 
  4. 育苗センター(水稲苗供給施設)見学
6月12日(生育状況)

 第8回ふれあい田んぼ教室(5月13、14日)で田植をしてから1ヶ月が経過しました。今のところ病害虫による被害もなく、苗も順調に育っています。現在、1株が10~15本に増えて、背丈が約20cmに生長しています。

今後、茎の分けつが進み20本位に増えたら、田んぼの水を一時的に落とす『中干し』作業を行います。これは、倒伏しにくく、良品質のお米が実る稲の体系づくりには必要な作業となります。

  • 順調に育っています。順調に育っています。
  • 背丈が20cmまで生長しました!!背丈が20cmまで生長しました!!
7月17日(生育状況)

 田植えをしてから約2ヶ月が経過しました。稲は、しっかり根が張り背丈が60cm位まで生長しました。分けつは、25本程度になり順調に育っています。

現在、中干しをしているところであり、水を抜き土中に酸素を補給し根を張らせ、肥料分である窒素の吸収を抑え分けつを止める工程です。また、害虫の飛来や病気の伝染を防ぐために大切な水田内の草取りや周りの草刈り作業も行っています。

  • 全体全体
  • 分けつ分けつ
  • 中干し中干し
  • 除草除草

 当JAでは、食の安全安心をモットーに考え、できる限り農薬や化学肥料を使わない「減農薬米」や「特別栽培米」などの栽培に積極的に取り組んでいます。
 また「地元で生産されたものを地元で消費する」という地産地消にも取り組んでおり、名古屋市内の小学校の給食で食べるお米は地元で作られたお米(愛知県産)を使っています。
 朝食はご飯を食べて体を目覚めさせよう!!

8月19日(生育状況)

 田植えをしてから3ヶ月が経過しました。今月は、台風が近づいたことや雨の日が多く発育が心配されましたが稲は良好に生育しています。

もうすぐ出穂の時期になりますが、この前後の気象条件の良否が収穫量に大きく影響します。

  • 出穂期のため水を張っています。出穂期のため水を張っています。
  • 生育は順調です。生育は順調です。
  • 背丈が90cm位になっています。背丈が90cm位になっています。
  • 病害虫も少なくしっかり根を張っています。病害虫も少なくしっかり根を張っています。
9月19日(生育状況)

 9月に入り、残暑の厳しい日もありますが、実りの秋を迎えようとしています。田植後、約4ヶ月が経ち稲は元気よく育ち、稲穂は頭を垂らし始めました。

長雨の影響で、稲が倒伏しているところもありますが、概ね良好です。来月には、稲刈り収穫体験がありますので、それまでに大きな被害がないように育ってくれることを願っています。

10月8日・10日(収穫体験)

 児童たちが田植えを行って約5ヶ月が経ち収穫の日を迎えました。今年は、雨が多く日照不足により稲の生育が心配されましたが、元気良く育ち収穫を迎えました。

開校式においてなごや農協の二村組合長より食と農業の大切さを学んで下さいと開校のあいさつがあり、その後乾燥調整施設(ライスセンター)の見学を行いJA職員から施設の説明を受け普段食べているお米になるまでの過程を勉強しました。

 稲刈り体験ほ場にバスで移動し、JA職員より稲刈を行う前に鎌の使い方の説明を受けました。体験ほ場の稲の前に一列に並んだ児童たちは、JA職員の合図とともに一斉に稲刈りを開始し、元気に育った稲を鎌を使い収穫しました。刈り取った稲を3株~4株の束にまとめワラひもで結び、稲穂を乾燥させるためはざ掛けを行いました。稲刈り体験を終え、児童はコンバインによる稲刈のデモンストレーションや稲刈後の籾の搬出、フレコンにつめた籾の積込作業をみて、農家の方がどのようにして稲を収穫しているかを学びました。

 南陽町支店3階大ホールに移動した児童たちは、昼食後(1)脱穀 (2)もみすり (3)精米の模擬体験を行いました。

(1) 脱穀体験

割り箸を裂かずに利用する。少し割り箸を広げその間に稲穂を入れて静かに引っ張ると稲穂からもみがはずれる。

(2) もみすり体験(もみの殻をむく作業)

すり鉢にもみを入れ軟式ボールをゆっくり回すと、もみ殻がとれ玄米と別れる。少しずつ息を吹きかけてもみ殻を吹き飛ばす。

(3) 精米体験(玄米表面のぬかを削る)

 ガラス製のビンに玄米を3~5割ほど入れて木製の棒でつつくことで玄米の表面が削れて白米となります。 ここでも児童たちは悪戦苦闘しながら、グループ内で協力し合い体験をしていました。
閉会式では、児童代表より元気良く感謝の言葉があり、職員一同清々しい気持ちになりました。

 5月に行われた田植え体験、今回行われた稲刈体験を通じて私たちが普段食べているお米がどうやってできるのか、食の大切さ、農業の大変さを身をもって体験し、日頃の生活では味わえない経験をしていただけたと思います。これを機に、農業や食に興味をもっていただけたら幸いです。

収穫体験を行なった5年生のみなさん大変お疲れ様でした。