税の疑問Q&A

相続時精算課税制度について

Q. 賃貸不動産を息子に、一括で贈与することを検討していますが、贈与税の負担が心配です。  相続時精算課税制度を利用すれば、2,500万円まで非課税で贈与することができると聞きましたが、通常の暦年贈与と相続時精算課税制度の違いと、注意すべき点について教えてください。

A.  相続時精算課税制度は、生前贈与を行いやすくするために、贈与税の課税を抑え、最終的には相続税で課税するものです。したがって、相続税で課税されることをお忘れにならないようにお願いします。なお、贈与税の計算において、2,500万円の特別控除を超える贈与には、一律20%で贈与税が課され、相続時に納める相続税から差し引きます。

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